ある日、くまんちゃんはおうちを飛び出して、不思議な世界へと足を踏み入れました。道端にはきらきら光る花が咲き乱れ、木々はささやき声で話し合っていました。
「くまんちゃん、君はどこへ行くの?」と花が尋ねました。
「わたしはあやしいたびをするの」とくまんちゃんは答えました。
花たちは不思議そうな顔をしましたが、くまんちゃんは気にせずに足早に進んでいきました。
途中でくまんちゃんはひょっこり現れたおばけに出会いました。おばけはにやりと笑いながら、「おい、くまんちゃん、おいしいクッキーがあるよ。一緒に食べようよ」と誘いました。
くまんちゃんはおばけの言葉に興味津々で後をついて行きました。しかし、おばけのクッキーはとてもおかしな味で、くまんちゃんは気分が悪くなってしまいました。
「おばけさん、これはどうしてこんなに変な味がするの?」くまんちゃんは聞きました。
おばけはにやりと笑って言いました。「それがね、おばけのクッキーだからさ。気に入った?」
くまんちゃんは驚きながらも、おばけにだまされてしまったことに気づきました。慌てておばけから逃げ出しました。
さらに進むと、くまんちゃんは不思議な森にたどり着きました。そこには奇妙な生き物たちが住んでいました。ピンク色のドラゴンや青いウサギ、目が光るネコなど、ありえない光景が広がっていました。
「どうしたの、くまんちゃん?」とドラゴンが尋ねました。「こんなところで何をしているの?」
「わたしはあやしいたびをしているの」とくまんちゃんは答えました。
ドラゴンたちは驚いた表情を浮かべましたが、くまんちゃんは興味津々でその奇妙な世界を探索しました。
しかし、不思議な生き物たちには不思議な行動がついてまわりました。ドラゴンが突然泣き出したり、ウサギが逆さまに跳びながら歩いたり、ネコが変な言葉を話したりしました。
「なんだか、ここはとてもおかしい世界だね」とくまんちゃんはつぶやきました。
やがてくまんちゃんは、あまりの奇妙さに疲れ果てました。心地よいおうちへ帰りたいと思うようになりました。
気がつくとくまんちゃんはふかふかのベッドに寝そべっていました。
そして、くまんちゃんはおうちでママに抱きしめられながら、「不思議な世界は楽しかったけど、やっぱりおうちが一番だな」とつぶやきました。

